弊社は、カナダのPathogen Detection Systems, Inc.の日本総代理店として契約を行い、日本において、TECTA-PDSを提供させて頂くことになりました。
1 TECTA-PDSとは
TECTA-PDSは、世界初の自動化された米国EPA承認の微生物学的 全自動水質検査システムです。これにより、通常サンプルの採取からラボでの培養など数日かかっていた検査期間を最短2時間で終わらせることができます。
TECTA-PDSは、大腸菌、腸球菌の検査が可能です。
2 開発背景
2000年5月、カナダのオンタリオ州ウォーカートンの町は、水系大腸菌の最も悲劇的な事例の1つになりました。
多くの人々が病気になり、水道水を飲んだことが起因として数人が死亡しました。この事件が大きな災害に変わった理由の1つは、水の検査結果を終了するまでにかかった時間の長さによるものでした。
カナダ政府は、この悲劇を繰り返さないために、新しいシステムの開発を要請しました。
2003年、クイーンズ大学はTECTA™の最初のバージョンを開発し、PDS(Pathogen Detection Systems)を設立しました。
数年にわたり、大学とカナダ政府の両方と連携して、この技術は磨かれ、開発され、最終的にTECTA™が飲料水に使用される唯一の自動化された携帯システムとして米国EPAによって承認されました。この承認は多くの扉を開き、TECTA™が世界中の多くの自治体で新しい標準として受け入れられたきっかけとなりました。
3 規制認可機関